ペットの心配事のシンプルな解決法
動物病院専門カウンセラーの宮下ひろこです(^^)/
先日、ある飼い主さんが、こんなことをおっしゃっていました。
「… この先、 (ペットが)どのようになっていくのか、本当に不安だった。
でも、今日思い切って(担当の)先生に訊いて良かったー。色々おしえてくださって…。
私は病気のこと、よくわからなくて慌ててしまったけど、知るだけで、安心できた。
これからもよろしくって、伝えておいてね。」
とのこと^^
(担当の獣医師には、このメッセージをお伝えしました^^)
私は継続して来院する方とは
何度かお会いする中で顔見知りになり、
診察に同席させてもらった折に、
あとから声をかけていただくことがあります。
上記の言葉は、
わんちゃんの癌の告知を受けた飼い主さんの言葉です。
告知を受けた際は、頭が真っ白になり、
これからどうなってしまうのか、
いなくなってしまったらどうしようとか、
そのようなことばかり考えてしまい、
先生に質問する心の余裕がなかった
とのこと。
多くの方の場合、
心の準備がまだ十分でない状況で、
突然の告知を経験されます。
この飼い主さん同様に、
しばらく時間がたつと、話を聞いていたつもりが思い出せなかったり、
わからないことが多くて、愕然とすることもあるでしょう。
〇 ネットで調べても、どれが正しい情報なのか、病気のことがよくわからない
〇 これから病気がどのように進行するのか
〇 どんなときに病院にくるべきなのか
〇 どんな変化があったら連絡すべきなのか
〇 どのように介護したらいいのか・・・
わからないことを
わからないままにしていると、
不安や心配は増幅します。
しかし、
正しい情報を得ることで、
その不安や心配は
必ず軽減されます。
インターネットで検索することは、
もちろん役立つことがありますが、
情報が多すぎて、混乱することもありますよね。
一度説明を受けていても、わからないことがあれば、
遠慮なく再び獣医師に説明を求めてください。
たくさんある場合は、
メモに書いてきていただいても、
OKだと思います。
いざ聞こうとすると、
忘れてしまうことありますし^^
ペットのターミナル期は特に、
疑問や心配な点は遠慮なく獣医師に聞いて、
少しでも気持ち楽に看護してあげてくださいね。
それが、心配事を減らす近道です。
治療以外のことは、
動物看護師に聞いていただいてもかまいません。
ターミナル期やシニア期のペットの介護・看護については、
動物看護師も関心が強く、勉強しています。
動物病院のスタッフは、飼い主さんからの質問、
大歓迎です(^^)/
ぜひ大切なペットのために、
「訊く(質問する)」
↓
「知る」
↓
「心配事を解決する」
といったコミュニケーションをしてみてくださいね。
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