宮下 ひろこ

宮下 ひろこ
獣医師 / 動物病院専門カウンセラー
Hiroko Miyashita

家族の一員であるペットを安心して動物病院に任せていただけるように、飼い主さんと動物病院スタッフのパイプ役として、動物病院内でご相談をお受けしているカウンセラーです。

「動物病院にもホスピタリティを!」をモットーに、
日々奮闘中です。


・ペットロスに関するご相談
・ペットロスカウンセリング
・ターミナル期のメンタルケア
・動物病院との関係づくり
・動物医療関係者のメンタルヘルス 
・動物医療コミュニケーション

記事一覧(11)

ペットロスセルフケア☆サポートの会

「ペットロスセルフケア☆サポートの会」 のご案内2017年から開始している
ペットロスの経験を話したり、人の体験談を聴く
「分かち合いの会」。

昨年は3ヵ月毎に開催していましたので、本年も同じくらいの頻度で開催していけたら
と思っています。 少人数での開催のため、 初めての方でも安心してご参加ください。いきなり自分の経験談を話すことは苦手、という方は、
他の方の話を聴くだけでも大丈夫です。


ご自分のペースで、
心と向き合う時間にしていただければと思います。



次回開催日時などの詳細は、
専用のメルマガ内で
先行でご案内をしています。
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ペットロスセルフケア☆サポートの会
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■ お届けするメルマガ内容

・ペットロス分かち合いの会(お茶会)のご案内
・ペットロスに関するセミナーや勉強会のご紹介
・サポートの会やセッション後のクライアントの声
・ストレスクリアの体験  etc
など

■ メンバーの方への特典

●セミナー/勉強会へのご招待割引
●メンバー限定割引のカウンセリング
●HAACオリジナル
 「ペットロスを知るためのハンドブック」



継続的に少人数で実施していきたいと思っています。
どうぞ宜しくお願いします。
「ペットロスセルフケア☆サポートの会」

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ペットロスはがんばらないで

ペットロス‥‥‥

皆さんはどのようにとらえていらっしゃいますか?

「いつかはくるお別れだから、そのときに考えよう」
「今はあまり考えたくないなぁ」
「今から後悔しないように、心の準備をしておきたい」

‥‥‥様々な考え方があり、100人いれば100通り。
いろいろだと思いますし、答えに正解はありません。
どのお気持ちも、理解できますよね。


私はペットロスについてお話をするとき、
このようにお伝えしています。

「ペットロスになりたくない」
「ペットロスを乗り越えよう」

という考え方ではなく、
「ペットロスはごく当たり前のこと」
と思っていただくように。


心の痛みを伴うものですし、
できれば避けたいものですが、
動物と暮らすと決めた以上、
必ず経験するものです。





「ペットロスになる、ならない」
「ペットロスを乗り越える」
といった考え方ですと、
前提としてペットロスは避けるべきものとなり、
いざというときに心が抵抗して頑張るので、
さらにつらくなる可能性があります。


一方で、
「誰もが経験する自然な心や体の変化」
と受け止めることで、

ペットとの別れを経験したとき、
「今の自分の状態はおかしいのではないか」
と思い悩んだり、
ペットロスにならないようにと
平気なふりをする必要はなくなります。


ペットロスは、頑張って努力して
乗り越えるものではないですし、
過度に恐れる必要もないのです。





また、
ペットロスのサポートについて相談されるときに思うのは、
動物と暮らす私たちには
普通の感覚に思えることも、
今まで一度も暮らしたことがない方々には、
理解がむずかしい場合もあるということ。


人とペットは、
確かに違う動物ですが、
身近な人間が亡くなったときと
同じような気持ちになること、
まだまだ知られていません。



知られていないから、
ペットが亡くなったとき、
悪気はなく励ましてくださる言葉に傷ついてしまったりすること、
あるのではないでしょうか?


そんな話をときどき耳にするので、
ペットが大好きな人どうしで支え合う、
つながる場を作りたいなぁと
以前から思っていました。


ペットの存在の大きさや、
一緒に暮らす中で育まれる心の変化は、
動物好きの人だからこそ理解できる、
と思うのです。


今後、ペットロスに関するミニセミナーや、
ペット専門家向けの勉強会、
ペットロスの分かち合いの会を、
定期的に企画予定です。


日程が決まり次第、 メルマガにてご案内いたします。メンバー間での交流や、
ペットロスへの理解を深める場にしたいと思っています。

ご興味のある方は、
こちらからご登録ください。
 ↓  メンバー募集中!  ↓「ペットロスセルフケア☆サポートの会」 良かったらご登録だけでもお願いします


年内は難しいそうなので、
来年になると思います(*^^*)

お友達へのご紹介も、大歓迎です。


必要なときに、ご参加いただければ幸いです。

ペットの命、最後まであきらめない

ペットが原因不明の病気で心配

動物病院専門カウンセラーの宮下ひろこです(^^)/先日、ある飼い主さんから、このようなお話がありました。 今通っている動物病院で、ペットが「原因不明」な状態で心配だとのこと。「動物病院を変えたほうがよいか?」といったご相談です。原因不明って、こわいし、心配ですよね。よくよくお話をうかがうと、ある病気を疑って検査中のようでした。確定診断をつけるために、 外部検査機関に検体を出していて、まだ結果が届いていないため、 「原因不明」の状態であるとのこと。ハッキリしない状態が続いているので、 今の治療があっているのか、いつまでこの状態が続くのか、心配になりますよね。獣医師が「原因不明」といった言葉を使っていたかは定かではないのですが、飼い主さんにとっては ハッキリしない状態なので、 「原因不明」です。まして、 動物の状態が良くならないとか、 悪化していれば、ますます不安や心配は大きくなりますよね。おそらくですが、確定診断をする過程では、 獣医師はあくまでも、「可能性」で話をしています。時間がかかる検査などは、 「なぜ必要なのか」といった検査理由をお伝えした上で、 外部に出していると思いますが、その説明がしっかり飼い主さんに伝わっていなかったようです。獣医師は確定診断がつかない場合、まだ不確かなので、ハッキリ言いきらないこともありますし、いくつか可能性のある病名を伝えることもあるので、それがかえって「大丈夫かな?」と不安になる原因になるかもしれません。また、話が専門的すぎて難しかったり、 病気によってはショックで、 話を理解する心の余裕がないことって あるかと思います。そうすると、 獣医師から説明があっても、「そういえばそんなこと話していたかもしれないけど、よくわからなかった」となります。この飼い主さんには、 次のようにお伝えしました。=============「ハッキリ病名を言わない」ことが、「獣医師の腕が心配」と思い、転院することは現時点では判断が早いかもしれません。まずは現時点で理解できていない点は、 病院で質問していただくこと。そして、 今の不安や心配な気持ちを冷静に獣医師に伝え、あらためて始めから説明をお願いすること。そのときの獣医師の話の内容や、 態度などによって、 判断してはどうかとお伝えしました。=============飼い主さんによっては、 獣医師にあらためて質問するのは失礼ではないかとか、 嫌われるのではないかとか、 思われるようです。そんなことはないですよ(*^-^*)どんどん聞いてくださいね。ただ、獣医師も人間です。 「先生の説明、ぜんぜんわからない!」ともし責め立てるように言われてしまうと、 心が折れてしまいます(笑)とはいえ、遠慮せずに、わからないことがあったら、そのつど早めに質問してみてくださいね。

ペットの寿命、意識したことありますか?

先日、ある飼い主さんとお話をしていて、考えさせられたことがありました。お話をした内容は、ペットの寿命について。人の寿命とペットの寿命、当たり前ですが、ペットのほうがとても短いです。また、犬種や猫種によっては、なりやすい病気があり、その病気によっては、あくまでも目安ですが、ある程度は動物の種類別に寿命もわかっています。そういったことを理解した上で、動物を迎え入れるべきなのでしょうか?わかっていたつもりでも、一緒に暮らしていると、ついそういったことを忘れがちになる・・・とのこと。わたしも自分の大切なペットだけは、ずっとそばにいてくれる、例外で長生きしてほしいと思ってしまいます(*^_^*)犬や猫の愛らしい姿は、子犬や子猫でなくても、まるで小さな赤ちゃんのようです。年齢を重ねて、人間でいう70歳、80歳になっても、その動作や仕草がかわいくて、いつまでも子どものまま(*^_^*)ついつい高齢であることを忘れてしまい、ずっとこのまま永遠にいてくれるような錯覚に陥ってしまう。ペットの寿命をもっと日頃から意識していれば、ペットロスに対する意識も変わるのではないか?病気になっても、そんなに慌てずに、受け入れられたのかもしれない…とのこと。また、告知のような例でも、飼い主さんによっては、余命どれくらいなのかをおしえてほしいといったご要望があります。お別れのときを予告されることはつらいけれど、あらためてその子との時間を1秒1秒大切に意識することができるからだといいます。「そのとき」が来るまでに、何をしてあげようか、どう過ごそうか、と逆算して考えられるから、心の準備ができ、後悔が少なくてすむと・・・これがベスト、といった答えはないと思います。それぞれのご経験のなかで、ご意見があるでしょう。ペットの寿命は出会いのときから意識して、人間は暮らしていくほうがよいのでしょうか?そのほうが、悲しみは小さくてすむのでしょうか?あなたは、どのように思われますか?

キャット・フレンドリー・クリニック

動物病院専門カウンセラーの宮下ひろこです(^^)/

今日は風が冷たいですが、
とても気持ちの良いお天気になりました。
落ち着かなくなる師走でも、
青空を見上げる余裕をもちたいですね。

さて、
いきなりですが(^^ゞ
キャット・フレンドリー・クリニックって、
ご存じですか?

※詳しくは記事の一番最後にご紹介しましたJapanese Society of Feline Medicine (JSFM、ねこ医学会)のサイトをご覧ください。「CFC(Cat Friendly Clinic)」とは、

猫にやさしい動物病院として、
猫の専門性の高い知識と、
質の高い猫医療を提供することを目的とし、

英国のisfmによって確立された国際基準を満たす動物病院が認定を受ける仕組みになっているようです。

CFCの認定基準には
それぞれに細かい条件があり、
3つのレベル分けがされています。
日本でも、この認定を受ける動物病院が増えてきているようですね。
☆  ☆ ☆ ☆ ☆
 犬も猫も
動物病院で診る対象ではありますが、
まったく性質が違うので、
来院時に感じるストレスも異なります。
それぞれのストレスにも配慮し、安心して治療を受けていただけるような試みです。
認定を受けなくても、こうした認識が広がることで、
動物病院側だけでなく、
飼い主さん側の意識にも今後変化が出てくることでしょう。


実際にこの認定を受ける動物病院では、
施設を造り替えたり、
今まで診察の方法を変えたりと、
大変な部分もあるようです。
最近では、猫の飼育数が犬の飼育数を上回っている
ということなので、
飼い主さんの要望が増えれば、
今後全国的にも数が増えてくるでしょう。

まだ少ないかもしれませんが、
あなたの地域にも
認定取得病院が増えているかも♪
ぜひ探してみてくださいね。そういえば、今日は冬至ですね。今夜は柚子湯で温まりましょう(*^_^*)

ペットの心配事のシンプルな解決法

動物病院専門カウンセラーの宮下ひろこです(^^)/先日、ある飼い主さんが、こんなことをおっしゃっていました。「… この先、 (ペットが)どのようになっていくのか、本当に不安だった。でも、今日思い切って(担当の)先生に訊いて良かったー。色々おしえてくださって…。私は病気のこと、よくわからなくて慌ててしまったけど、知るだけで、安心できた。これからもよろしくって、伝えておいてね。」とのこと^^(担当の獣医師には、このメッセージをお伝えしました^^)私は継続して来院する方とは何度かお会いする中で顔見知りになり、診察に同席させてもらった折に、あとから声をかけていただくことがあります。上記の言葉は、わんちゃんの癌の告知を受けた飼い主さんの言葉です。告知を受けた際は、頭が真っ白になり、これからどうなってしまうのか、いなくなってしまったらどうしようとか、そのようなことばかり考えてしまい、先生に質問する心の余裕がなかったとのこと。 多くの方の場合、 心の準備がまだ十分でない状況で、 突然の告知を経験されます。この飼い主さん同様に、しばらく時間がたつと、話を聞いていたつもりが思い出せなかったり、わからないことが多くて、愕然とすることもあるでしょう。〇 ネットで調べても、どれが正しい情報なのか、病気のことがよくわからない〇 これから病気がどのように進行するのか〇 どんなときに病院にくるべきなのか〇 どんな変化があったら連絡すべきなのか〇 どのように介護したらいいのか・・・わからないことを わからないままにしていると、不安や心配は増幅します。しかし、正しい情報を得ることで、その不安や心配は必ず軽減されます。インターネットで検索することは、もちろん役立つことがありますが、情報が多すぎて、混乱することもありますよね。一度説明を受けていても、わからないことがあれば、 遠慮なく再び獣医師に説明を求めてください。たくさんある場合は、メモに書いてきていただいても、OKだと思います。いざ聞こうとすると、 忘れてしまうことありますし^^ペットのターミナル期は特に、疑問や心配な点は遠慮なく獣医師に聞いて、少しでも気持ち楽に看護してあげてくださいね。それが、心配事を減らす近道です。治療以外のことは、 動物看護師に聞いていただいてもかまいません。ターミナル期やシニア期のペットの介護・看護については、 動物看護師も関心が強く、勉強しています。動物病院のスタッフは、飼い主さんからの質問、 大歓迎です(^^)/ぜひ大切なペットのために、「訊く(質問する)」   ↓「知る」  ↓「心配事を解決する」といったコミュニケーションをしてみてくださいね。

ペットとのお別れがそろそろかもしれないと感じるとき

動物病院カウンセラーの、宮下ひろこです。風邪が流行り始めていますが、お元気でお過ごしでしょうか?さて、いきなり質問なんですが・・・あなたはパートナーであるペットとのお別れ、想像したことありますか? 日常で考えることはあまりないですよね...(;O;) でも、今日は、ちょっとだけ想像してみて下さい。 大好きなペットが、どのような表情で、どんな場所で、どのように過ごしていてくれたらいいなぁって、思いますか? そして、そのときあなたは、どのような気持ちでいたいと、思うでしょうか? あくまでも理想でいいです^^思い描いてみてください。わたしは、願いが叶うなら・・・穏やかな寝顔で、あたたかい落ち着いた場所で、苦しかったり痛みのない状態で、スヤスヤ眠っていてほしいなぁと思います。 そして、一緒に時間を過ごせた喜びと共に、出会いに感謝する気持ちのゆとりを持ち、愛しい「その時」を穏やかに迎えたい。たとえ、そばにいられないことがあっても、つながっている感覚を持っていたい。そう思っています。もちろん、こればかりは実現できるか保障はありません。 でも、「そうありたい」と心のどこかで一度考えておくことは、大事なことかもしれません。というのも、 ペットのお別れがそろそろかもしれない… というときは、 かけがえのない存在と思っているからこそ、誰もが不安や心配な気持ちになります。 悲しみや辛さから、思わずため息が出ていて、それに気づいてまた落ち込む… そのような負の感情におちいってしまうことだってあります。 そういうときの人間の変化、じつは近くにいるペットたちが最も敏感に感じ取っています。 「心配だなぁ…」 「だいじょうぶかな?」 そんな動物たちの声が聞こえてきそうです。そんなときこそ、ふと思い出してもらいたいのです。どのように、この子とお別れをしたいと思っていたかな? わたしはどんな顔で、最後の時間を過ごしたいって願っていたんだっけ?って。常に元気を装ったり、明るくふるまう必要はないですが、 動物たちと過ごすときは、あまり思いつめず、 できれば今までと何も変わらない心で、普段通りの暮らしを心がけると、ペットも穏やかに安心して過ごしてくれるように思います。とはいえ、どうしてもしんどくなったときは、我慢せずにお友達や家族と過ごし、言葉や涙で気持ちは表現しましょう。 そして、溢れそうな感情は、全て出しきっておきましょうね。ペットのターミナル期、ペットのケアだけでなく、あなた自身の心のケア、大事にしてください。それが、動物と最期まで笑顔で過ごせる秘訣かもしれません。